"個人"効果性向上マネジメント技術
売上向上に繋がる可能性

効果性を高めることは、「インプット一定で、アウトプットを向上すること」、である。ちなみに、英語では、「Effective」であり、あの有名なドラッカーがこよなく愛した言葉でもある。
ここは、効率性とは対照的に、個人の成果が対象となる。従って、計画的に成果が必ず向上することを約束できるものではなく、ここでの生産性向上は、売上(=成果)向上に繋がる「可能性」を高めていくことを追求する。
インプット一定でアウトプット向上
経営者は、日々、社会に貢献することを考えている。しかし、何をもって貢献した? どの程度貢献した? と言えるのか? それを定量的に表現したものが、「売上」である。ただ、売上は正直「計画的」に達成できるものではない。なぜか? 当事者が計画的に行動したとしても、当事者ではどうにも対応できない要因によって、売上計画が崩される場合があるからだ。「結果は神のみぞ知る」、と言う言葉が存在するのは、それだけ結果は予想できないからである。
しかし、ラッキーを期待するわけにはいかない。売上計画を達成する「可能性を高める」ことは当事者の計画管理内で対応できることである。その業務こそが、「T型業務®」である。所謂、「考える業務」である。
江崎 玲於奈氏も同じようなことを言っている。アウトプットはインプット以上に干渉要因が多いだけに、どれだけ深堀(=考察)しているか? を追求すると、アウトプットは向上するものである。

T型とは、ターゲット・タイム型業務(T型業務®)を意味しています。これはある成果物を創出するにあたり、必要投入時間を"決める"仕事のことを表しています。つまり、この成果物には当事者の付加価値が含まれていることになります。たとえ同じ成果物であっても、当事者の経験・キャリア・知識レベル、などが影響することによって必要な投入時間にも差異が生じて、結果、成果物の付加価値にも影響が出てくるかもしれない業務を、T型業務®と言います。
一方で、S型の成果物も存在します。S型とはスタンダード・タイム型業務(S型業務®)を意味しており、スタンダード・タイムは標準時間とも言い換えられます。これはある成果物を完成させるにあたり、必要投入時間が"決まる"仕事のことを表しています。つまり、当事者の経験・キャリア・知識レベル、如何に関わらず、決められたプロセスに沿って決められた時間を投入することによって、成果の質にバラツキのない仕事を、S型業務®と言います。
業務の対価は"質"で決まる

効果性向上を対象にした業務においては、S型業務®以上にT型業務®に従事しているウェートが大きいからこそ、この種類の業務に従事した人材の対価は、T型業務®の「質」で決まる。
よって、管理職などはここに該当する。
言い換えると、法人の上流組織に位置づくほど、T型業務®の「質」を追求する業務に従事することになる。
(補足)
維持・管理型業務がメインの場合は、ここで言うS型業務®だけであったが、「構造・改革型業務」に従事する人材は、「T型業務®とS型業務® 」が混在している。S型業務®を組織として上手く処理しない限り、個人のT型業務®に投入する時間は計画できない。
Human Performance Technology;測定技術
成果(質)向上 =
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書籍紹介
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■タイトル;ホワイトカラーの生産性を飛躍的に高めるマネジメント
■著書;坂本 裕司(カタナ・パフォーマンス・コンサルティング株式会社;取締役)
■出版社;産業能率大学出版部
■価格;2,400円(税抜き)