ナレッジワーカーの生産性向上
- 仕事の目的は明確か?
- 本来・計画的に行う業務は明確か?
- 生産性向上の主役は組織ではなく当事者
- 継続学習すること(放置すると知識は枯渇する)
- 互いに教えあうこと
この中でも、上位2項目に注目してみたい。
目的と本来・計画業務が一致しているか?
どんな些細な業務であっても、そこには目的が存在している。目的が存在しているからこそ、その業務に従事する意義が理解できる。
必然的に、数多くの業務の中において優先順位が付けられる。結果、そもそも「本来・計画的に行わなければならない業務」が定義されるものである。
繰り返しになるが、目的に一致するべき優先順位の高い業務とは、
- 本来・非計画的に行う業務ではなく、
- 非本来・計画的に行う業務ではなく、
- 非本来・非計画的に行う業務でもない、
ということである。つまり、
- 本来・計画的に行う業務である。
さらに、これらの業務が、自社の持続的競争優位性に繋がる業務でなければならない。ここで、理解を共有しておきたい内容が、ナレッジワーカーの業務には、二つの側面がある、ということである。

本来・計画業務=T型業務®
【パターンⅠ】営業人材
- 営業人材として、クライアント先への訪問活動を行うことは、「本来・計画的」に行う業務である。
- しかし、これはT型業務®と言えるだろうか?
- 答えは、Noである。
- クライアント先への訪問は、目的ではなく方法の一つである。
- 従って、訪問する前に、クライアントが感謝するようなアイデアを考える、とか、
- クライアントが喜ぶ社会情報をまとめて準備する、とか
- 当事者が考えないと導き出せないT型業務®があるからこそ、それを検証するためにここでは「訪問活動」が存在する。
【パターンⅡ】管理職
- 管理職として、課員を定期的に集めて会議を開催することは「本来・計画的」に行う業務である。
- しかし、これはT型業務®と言えるだろうか?
- 答えは、Noである。
- 課員と会議を開催することは、目的ではなく方法の一つである。
- 従って、会議を開催する前に、想定質問(もしくは、想定回答)を、分解・図解・例解しながら考える、とか、
- 当事者が考えないと導き出せないT型業務®があるからこそ、それを検証するためにここでは「会議」が存在する。
以上にように、本来・計画的に実施する業務においても、T型業務®の優先順位が高いことをここでは理解しておきたい。
Agenda
Ⅰ;企業の持続的競争優位性(SCA)とケイパビィリィティ
Ⅱ;ケイパビィリィティとT型業務®
Ⅲ;仕事の目的と本来・計画業務
Ⅳ;スケジュール管理ではなく成果管理
Ⅴ;成果管理のための週間業務計画表
Ⅵ;ランチェスターの法則に基づいたT型業務®の測定
Ⅶ;従業員満足度を極めて高めたT型業務®
Ⅷ;T型業務®は先行指標であって結果指標ではない