❶書籍「経営指標の実践フレームワーク」 | メイン | 《07月30日》 「経営指標の実践フレームワーク」(産業能率大学出版部)発刊

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❶書籍「経営指標の実践フレームワーク」

keieisihyou.jpg この「経営指標の実践フレームワーク」という本は、会計があまり好きではない実務家を対象にした本である。だからといって入門編にしているものではない。  

 カバレッジ・レシオとか配当性向とかデュポンシステムといった会計・財務をメインにしたものではない。例えば、売上を上げるにはどうしたらよいだろうか。会計ではあまりそうのようなことは考えない。

 一人当たり売上高とか総資産回転率といったことは考えるが、売上高そのものは戦略やマーケティングを考えないといけない。結果指標である財務指標から分析をする意味はある。

 しかし、経営指標=財務指標ではない。売上は単価×量であり、貸借対照表的にいえば、単価×量×継続率である。

 では単価を改善するには何を指標化すべきだろうか。単価を改善するには、稀少性、顧客ベネフィット、需給ギャップ、価格弾力性、取引コストなどを考慮しなければならない。それらをマネジメントすることが戦略または戦術であり、そして行動指針へ展開されなければならない。多くの財務指標が一部の企画・管理系のマネジメントツールと化していることに課題がある。

 会計が好きではない理由に、本を読んでもつまらない、わかりにくいということが考えられる。この本ではできる限り、そうした要素を排除している。貸借対照表は何故、右と左なのか。そして貸借対照表の本質はその右と左の差にある。また、リスクキャピタルなどの考え方を提示することで、リスクや資本コストに対する理解も深まる内容にしている。

 財務指標全般に触れている本ではない。経営指標を、社会的指標、マクロ指標、マネジメント指標、財務指標の4つに分けて展開することで、マネジメントをより健全に、PDCAを徹底するマネジメントツールとして提案する内容である。


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