調査;ビジネスリーダープログラムと事業提案

 狙い 

ビジネスリーダー候補(次期事業経営者)としての一つの大きな課題は「事業提案能力」である。既存事業または新規事業でも構わないが、事業全体を鳥瞰しビジョン、戦略、組織化、実行といった経営マネジメント全般にわたり能力が試される。同時に当事者の特徴や価値観もみえてくる。それは経営者にとって極めて重要な判断情報となる。


 詳細;調査対象 

調査対象などは次の通りである。

  1. 事業提案プロジェクト数103(案件/3年間) 
  2. 調査対象期間2005年〜2007年(3年間) 
  3. 平均プロジェクト数/社は約3.7件 
  4. 平均人数約4.5名/プロジェクト 
  5. 対象企業は、上場企業または上場企業と同程度の未上場企業(500人以上、創業30年以上とした)



 解説;調査内容 

ビジネスリーダープログラムの最終単位でトップマネジメント層にプレゼンテーションされた事業提案を、複数の評価者(トップマネジメント層及びコンサルタント)が7つの尺度に基づいて評価を行う。それぞれ5点満点とし、35点満点で評価する。

7つの尺度は次の通りである。

  1. ビジョン 
  2. 戦略 
  3. マーケティング 
  4. 財務 
  5. 組織マネジメント・文化 
  6. 独創性・アイデア 
  7. 計画性・スケジュール



 事業提案の課題は組織文化と具体的な計画性 

ビジネスリーダープログラムの事業提案評価.jpg

7つの尺度の中で最も高い点数は、ビジョンの3.63である。最も低いのが組織マネジメント及び文化の2.14である。

組織マネジメントというのは行動様式であり、行動を変える力をいう。実施する前から「できる範囲で頑張ります」「やれそうにないな」などと思った瞬間から、その経営課題は実施されることはない。形の上で行動を起こしたとしてもあくまで形の上であって、信念のないものは結果を伴わない。経営はゼロか100かである。

次に低いのが計画性及びスケジュールの2.33である。各案もそれなりのスケジュールはあるが、臨場感を持って描いているかどうかである。人の動きが見えるような臨場感である。企画、アンケート、分析、フィードバックといった手順を並べた計画に臨場感は全くない。


 解説;ビジネスリーダープログラム 

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