人事制度ではなく人材育成制度

 コンサルティングを40年もやっていると人事制度の依頼がある。クロントンビルでE3のインタビューをさせていただいたことを思い出す。大変な衝撃を受けた。多くの人事制度はGEのタイプかと思われる。GEのタイプというよりは、GE出身者が広めているといった方が私の実感にあう。

 共通する経営課題は成長戦略である。これが全てといってもよい。人事制度のコンサルティングの依頼であっても、よく聴くと成長戦略の話である。それにしても、人事制度という言葉は余り好きになれない。

 成長戦略の鍵は人材である。財務もあるだろう、戦略もあるだろう。しかし、最後は人材である。業績が向上する人材マネジメント制度とは何だろうか。そのように考えると人材育成制度になる。

一般に人事制度はコア3制度からなるが、その前に事業ビジョンそして人材ビジョンが求められる。事業ビジョンはそのポジションによって異なるので人材ビジョンも異なってくる。よって、キャリア制度も異なってくる。人事制度を一本の制度で観ること自体、時代にマッチしていないように思える。